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  アルファ実験日記
【2013/2/7】

水溶液の実験でアンモニアが登場。
その強烈なにおいに一同驚きます。

思わず 「アンモニアって、何に使うの?」 と言った子がいました。

確かに、アンモニアなんてスーパーでもホームセンターでも売っていませんし、
これを持って電車に乗ったら、逮捕されそうなくらい迷惑です。
何に使うのでしょうか?実験室の中だけの特殊な試薬なのでようか?

実はこのアンモニア、世界中の人達が生きていくためには
欠かせないものであるのをご存知でしょうか。

身近なアンモニアの用途としては「キンカン」などの中和薬があります。
とはいえ、キンカンが世界の人達を救っているわけではありません。

アンモニアの大きな特徴は、
空気中の窒素をもとに作られた、最も基本的な液体
であるということです。
窒素と水素を原料にN2+3H2→2NH3 の反応式で作られます。(ハーバー・ボッシュ法)
このアンモニアをいろいろ化学変化させることで、
さまざまな窒素化合物を作ることができます。
その中でも「硫酸アンモニウム」窒素肥料 として大活躍しています。

かつては畑で小麦などを作り続けると、土の中の窒素が無くなってすぐに育たなくなりました。そこで1年育てたら1年休ませたり、マメ科植物を植えたりして窒素を回復させていたのです。当然、休ませていた分は小麦がとれませんから、生産量は単純に考えて1/2、1/3でした。
しかしアンモニアから作った窒素肥料が発明されて以降、
この窒素不足が一気に解消されます。
世界の穀物生産量が飛躍的に高まり、
その結果として世界の多くの人口を支えることができるようになったのです。

アンモニアから作るものは、私達のくらしで無くてはならない物です。

アンモニアのままだと、たまらないにおいですけど。

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