５年生のまさ君。
今日の授業後、目を輝かせてやってきました。

まさ 「先生先生！僕、調べたんだけど、真水って中性じゃないんだね！」

実験セットに入っているＢＴＢ溶液で調べてみたようです。

もり 「何性だったの？」

まさ 「アルカリ性！ＢＴＢが青になった！」

もり 「真水ってどこで手に入れたの？」

まさ 「え？　　･･･　　水道の水」

どうやら、水道水を調べたらＢＴＢ溶液が青色を示したようです。

もり 「なるほど。でも真水は中性だよ。
　　　 でもまさ君が調べた水道水は中性じゃなかった。
　　　 ということは？」

しばらく考えた後、まさ君もはっと気づいた様子。
そう、水道水は真水じゃないのですね。
水道水が真水ではないと知ったまさ君は、衝撃のあまりにフラフラしながら帰っていきました。


水道水は、中性でないだけでなく、蒸発させると白い固体まで残ります。
中性ではないし、固体もとけている。
当然この水で食塩を溶かしてもアルカリ性になるし、
塩酸をうすめると固体が残るようになります。
水溶液実験に水道水は全く使えません。


アルファでの水溶液実験の準備は、水を買うところから始まるのです。