先日、名古屋にあるくま先生の実験教室をたずねた時、
「そちらは授業の様子を何でもオープンにしていますね〜。
オープンにしすぎじゃないかと思うほどです。
私もだいぶ参考にさせてもらいました。」
と言われました。
一般的に塾などは、 授業ノウハウは財産ですので、
それを公開することは、
自分の財産をばらまくようなもので、
普通、授業内容はトップシークレットです。
それに対して、アルファ実験教室では
カリキュラムはもちろん、
1つ1つの実験内容から授業の様子まで
過去数年分の授業内容を掲載しています。
しかもご丁寧にプロカメラマンが撮った写真付きです。
それを追っていけば、どのような内容の実験を行って、
どの器具を使っているのかなどはすぐわかってしまいます。
同業の方はどんどん真似していることでしょう。
今や多くの実験教室では、
・ 単に「好奇心」「理科好き」ではなく「成績につなげる」という明確な目的
・
白衣でのグループ実験
・ 授業の最後で確認テスト
というアルファのスタイルが、業界スタンダードになってきました。
これは単なる偶然ではないはずです。
何よりも「受験に特化した実験教室」が、
ごく一部の限られた方だけのニーズではなく、
受験生の保護者にものすごく求められているものである
ということを証明したことが大きいでしょう。
アルファ設立当初は、受験向け実験教室というコンセプトは
奇異の目で見られていましたが、
今や受験情報誌に毎号のように掲載され、皆が知るようになりました。
(広告主である大手塾付属の実験教室が中心ですが)
中学受験のために、実験教室をプラスするというスタイルは、
今やかなりスタンダードに近づきつつあります。
情報を公開してまで、やりたかったこと。
1つめは子供達に、「授業で実験をして終わり」ではなく、
家でウェブや日記を見ることで復習になったり、
「その実験をしたねらい」「間違いやすいポイント」
などを思い出してもらいたいことです。
授業内容公開が子供達の1点につながれば、
それで良いと思っています。
そして何よりも、受験は頭で考える脳トレのようなもの
というスタイルを変えて、
自分の経験・体験が成績に大きく活きるものである、
ということを読んでくださる方にお伝えしたかったのです。
その公開が結果として真似されることになっても、
私達は真似する以上の開発力で、
より良い実験教室を作っていけばいいや、
と思っています。
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