年も明け、新年度に向けた準備を着々と進めています。

この時期は新入会が増えるので、たまだと
「体験専用講座を作ろうか？」
と話していたことがありました。


「体験専用講座」であれば、
これまでの実験の中で、子供の反応が良かったものを選りすぐり、
驚きと興奮にあふれたインパクトある「大当たり」の実験を用意できます。

火を取り扱う興奮、極低温を見る感動、
熱気球などを上げてさらに盛り上げるのも良いですね。
授業が終わった時には、誰もが「楽しかった！！！！！」と
満面の笑みを浮かべられることでしょう。
極めて楽しい授業になるはずです。

さらに、その日は子供達に特別に目をかけられるように、
スタッフを増員。

実験があまりできなかった、となっては困るので、
実験器具の数もいつもより多めに。

この単元で「つまらない」なんて絶対言わせません。
１００人来たら１００人に入会してもらえるような、
そんな自信作の授業ができあがりそうです。

手間・暇・採算などは全て度外視したスペシャル単元です。
すごそうですね。


たまだと話してひとしきり盛り上がった後、少し冷静になって
「しかし、それって意味があるの？」
となりました。



体験専用講座が良いからといって、通常授業もそうとは限りません。
初対面の人の第一印象と、深く付き合った時の人柄には差が出るように、
体験授業を特別にすればするほど、通常授業との差ができてきて、
後で「騙された」と思われてしまっては本末転倒。


結局、現在のアルファの体験授業は、
いつも行われている授業を、いつものメンバーに混ざって受講
するスタイルをとっています 。特別なことは何もしません。


単元によっては、化学系単元のようにすごく盛り上がる時もあれば、
電気系単元のように作業的には淡々としてしまう時もあります。

そういった授業毎の出来不出来も含めて、
できるだけありのままの授業を見ていただいて、
雰囲気を感じていただいて、
もしそれでも良いとなったら実際に入会いただくのです。


いつもの授業を見ているので、
体験と通常授業のギャップもゼロです。